【セミナーの背景】
新型コロナの影響で、従来の主流であったB2C電子商取引小売モデルが徐々に他の業界にも広がってきており、現在多くの製造企業が新しいモデルの模索に力を入れており、工業製品をはじめとするB2B電子商取引がEコマース領域と産業を結ぶ新たな注目ポイントとなっている。
B2B分野の競争における中核として、中国工業製品のB2B業界は万億クラスの市場規模を持つため、製造業分野で強い国際競争力を持つ日系メーカーが、この新たなチャレンジとチャンスをつかむことができるかどうか、どのように「互聯網＋（インターネットプラス）」のチャンスを工業製品分野に持ち込むか、日系製造企業の注目を集めるセミナーとなった。
9月24日金曜日の午後、「中国工業製品B2BEコマース市場の現状と展望」をテーマとした講座がSWFC上海環球金融センターの29階メディアセンターで盛大に開催された。
このセミナーは上海鋭品投資管理咨詢有限公司（「鋭品咨詢」と略称）とMUFGバンク（中国）有限公司（「MUFG中国」と略称）が共催し、鋭品咨詢の総経理である黄紹軍氏が来賓に基調挨拶を行った。また、西域供応鏈（上海）有限公司の副総裁である李俊氏、MUFG中国リサーチ＆アドバイザリー部の藤原孝之氏、安理弁護士事務所上海分所のパートナー弁護士である陳軼凡氏が出席し、それぞれ基調講演を行った。
△上の写真:上海のメイン会場の様子
コロナ対策という大きな背景の下で、このセミナーの主催形式は上海をメイン会場とし、オンラインで同時にライブ配信する方式で行われた。全セミナーは日本語で行われ、その中で二番目の講演は日本語と中国語の逐次通訳の方式で行われた。会場には日系企業のトップゲスト50人近くが出席し、オンラインでの講座視聴者数は延べ1000人を超えた。
【挨拶】
▽下の写真: 鋭品咨詢の総経理である黄紹軍氏は冒頭のあいさつで、講座に参加してくださったオンラインとオフラインの日中の来賓に心から感謝の意を表した。
【講演】
△ 講演一:「2021年下半期の中国経済～課題と今後の展望」--三菱日聯銀行（中国）有限公司 リサーチ＆アドバイザリー部 藤原孝之
藤原氏は日中の視聴者に、新型コロナが始まってからの中国の各業界間における経済指標の変化と、アフターコロナにおける日系企業の中国市場での産業チャンスについて説明した。
△ 講演二:「デジタル技術の活用によるサプライチェーンへの変化」--西域供応鏈(上海)有限公司 副総裁 李俊
李俊氏は、西域が異なる顧客にサービスを提供する過程で、どのようにサービスを製品化し、同時に反復的なサプライチェーン統合とソリューションを更新してきたかを回顧し、企業が現代化、スマート化されたデジタル活用体系を構築することを推進した。
△講演三:「中国の工業製品B2B Eコマース市場概要と活用方法」-上海鋭品投資管理咨詢有限公司 総経理 黄紹軍
黄紹軍氏と彼がリードする鋭品咨詢は、ずっと日中経済産業の交流提携を開拓してきた。今回は工業製品の電子商取引分野に焦点を当て、これをきっかけに、より多くの日系製造業の顧客のモデルチェンジを活発化させ、日系顧客が今後の電子商取引分野における発展戦略の方向性を計画するのを助け、中国資本向けの販売ルートを広げ、日系の職人精神を持つ優れた製品をより多くの中国資本の顧客と末端に届けることを希望した。
△講演四:「中国におけるEコマースの法律問題～トラブル対応を含む」--安理弁護士事務所上海分所 パートナー弁護士 陳軼凡
陳弁護士は実戦レベルで、日系企業が工業製品の電子商取引業務を行う過程で触れる可能性のある法律上のリスク、および日系企業がどのように各法律上のリスクを予防し、健全な内部管理システムを構築するかを分析した。
【まとめ】
四題の講演は内容豊富なもので、日中経済のマクロ環境共有から企業一社一社のモデルチェンジに至るまでの経路と実戦アドバイスが、講座参加者に優れた考えをもたらすことを望んでいる。
実際、現在の典型的な保守的判断は依然として大部分の伝統的な製造業工業企業の電子商取引に対する態度を代表している。新たな業務を導入したり、又は戦略を決定したりする際、すべての出発点は業務の安定と持続的な発展のためであり、産業のデジタル化への転換プロセスの加速に伴い、B2B産業インターネットの発展は春を迎えようとしている。
セミナーの再生QRコードとURL:
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講座の詳細な資料は鋭品咨詢顧客部門のMs.McveeCaiまで（中・日・英対応可）。請求無料。
連絡先:mcvee.cai@rapid-consulting.com.cn